特徴:
- ブロードバンド
- ハイパワー
- 低挿入損失
具体的には、マイクロ波双方向ループ結合器は、円形導波管と複数の結合導波管で構成されます。結合管間の結合強度を調整することで、.
導波管とループ導波管を組み合わせることで、異なる導波管間のエネルギー方向性伝送を実現できます。方向性ループ結合器の中核部品は円形の誘電体ブロックで、通常は管状またはシート状のブロックで構成され、ブロック内には円形のマイクロストリップ線路が設けられています。高周波信号がポートの1つから環状誘電体ブロックに入ると、短時間で円形の経路に沿って徐々に伝送され、最終的に他のポートに分配されます。伝送過程において、誘電体ブロックの共振特性と回路の固定経路により、位相差は約90度に維持され、正確な電力分配を実現します。
双方向ループカプラは、マイクロ波通信、レーダーシステム、衛星通信、アンテナアレイなどの分野で広く使用されています。中でも、無線通信システムへの応用は特に広く、3G、4G、5Gモバイル通信ネットワークやWLANネットワーク、レーダー探知、テレビ放送などに利用されています。
従来の180度方向性結合器と比較して、広帯域双方向ループ結合器は、帯域幅が広く、損失が低く、体積と質量が小さく、製造と統合が容易などの利点があります。欠点は、製造工程において高精度な制御が求められること、また動作中に位相不平衡や電力変動などの問題が発生する可能性があることです。そのため、調整と補償のための特別な設計と対策が必要です。
クアルウェーブ1.72GHzから12.55GHzまでの広い周波数範囲に対応する、広帯域・高出力の双方向ループカプラを供給しています。これらのカプラは、様々な用途で広く使用されています。
双方向ループカプラ | ||||||||||
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部品番号 | 周波数(GHz) | 電力(MW) | カップリング(dB) | IL (dB、最大) | 指向性(dB、最小) | VSWR(最大) | 導波管サイズ | フランジ | カップリングポート | リードタイム(週) |
QDDLC-8200-12500 | 8.2~12.5 | 0.33 | 50±1 | - | 25 | 1.2 | WR-90(BJ100) | FBP100 | SMA | 2~4 |
QDDLC-6570-9990 | 6.57~9.99 | 0.52 | 50±1 | - | 20 | 1.3 | WR-112(BJ84) | FBP84、FBE84 | SMA | 2~4 |
QDDLC-4640-7050 | 4.64~7.05 | 1.17 | 35±1 | 0.2 | 18 | 1.25 | WR-159(BJ58) | FDP58 | N | 2~4 |
QDDLC-3940-5990 | 3.94~5.99 | 1.52 | 50±1 | - | 25 | 1.15 | WR-187(BJ48) | FDP48 | SMA | 2~4 |
QDDLC-2600-3950 | 2.6~3.95 | 3.5 | 40±0.5、47±0.5、50±1 | 0.1 | 20 | 1.2 | WR-284(BJ32) | FDP32、SLAC | N、SMA | 2~4 |
QDDLC-2400-2500 | 2.4~2.5 | 5.4 | 40±0.5、60±0.5 | - | 22 | 1.2 | WR-340(BJ26) | FDP26 | N | 2~4 |
QDDLC-1720-2610 | 1.72~2.61 | 8.6 | 60±1 | - | 20 | 1.25 | WR-430(BJ22) | FDP22 | N | 2~4 |
ダブルリッジ双方向ループカプラ | ||||||||||
部品番号 | 周波数(GHz) | 電力(MW) | カップリング(dB) | IL (dB、最大) | 指向性(dB、最小) | VSWR(最大) | 導波管サイズ | フランジ | カップリングポート | リードタイム(週) |
QDDLC-5000-18000 | 5~18歳 | 500W | 50±1.5 | 0.25 | 12 | 1.5 | WRD-500 | FPWRD500 | SMA | 2~4 |
QDDLC-6000-18000 | 6~18歳 | 2000W | 30±2 | - | 15 | 1.5 | WRD-650 | FPWRD650 | SMA | 2~4 |
QDDLC-7500-18000 | 7.5~18 | 1000W | 30±2 | - | 15 | 1.5 | WRD-750 | FPWRD750 | SMA | 2~4 |