特徴:
- ブロードバンド
- ハイパワー
- 低挿入損失
このマイクロ波単方向性ループ結合器は、主に伝送線路のバンドパスフィルタループおよび短絡インピーダンス整合に使用されます。この結合器は、高周波エネルギーをある伝送線路から別の伝送線路に伝送することで、ビーム結合を実現します。
導波管ループ結合器の動作原理は、主にループ結合器の伝送特性とマイクロストリップ線路の 2 つの側面に依存します。方向性結合器は、方向性のある電力分配器を指します。
この環状結合は隣接する2つの半ループで構成され、一方の半ループが入力ポート、もう一方の半ループが出力ポートとして機能します。高周波信号が入力ポートに沿って環状結合に到達すると、隣接する半ループに伝送されます。この際、磁場の存在により、信号はもう一方の半ループにも伝送され、エネルギー結合が達成されます。最終的に、入力ポートからの出力ポートへの入力信号を高い結合効率で結合することが可能になります。
測定ループ方向性結合器の主な性能指標には、動作周波数範囲、結合度(または遷移減衰)、方向性、および入力/出力定在波比が含まれます。
1. 結合度とは、各ポートに負荷が整合している状態での主導波管の入力電力と結合ポートの出力電力のデシベル比を指します。
2. 方向性とは、各ポートに整合負荷が印加された状態における結合ポートの出力電力と絶縁ポートの出力電力のデシベル比を指します。方向性結合器は、電力分配やマイクロ波測定における信号サンプリングに広く使用されています。
クアルウェーブ2.6GHzから18GHzまでの広い周波数範囲に対応する、広帯域・高出力の単方向性ループカプラを供給しています。これらのカプラは、様々な用途で広く使用されています。
単方向ループカプラ | ||||||||||
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部品番号 | 周波数(GHz) | 電力(MW) | カップリング(dB) | IL (dB、最大) | 指向性(dB、最小) | VSWR(最大) | 導波管サイズ | フランジ | カップリングポート | リードタイム(週) |
QSDLC-9000-9500 | 9~9.5 | 0.33 | 30±0.25 | - | 20 | 1.3 | WR-90(BJ100) | FBP100 | SMA | 2~4 |
QSDLC-8200-12500 | 8.2~12.5 | 0.33 | 10/20/30±0.25 | 0.25 | 25 | 1.1 | WR-90(BJ100) | FBP100 | N | 2~4 |
QSDLC-2600-3950 | 2.6~3.95 | 3.5 | 30±0.25 | 0.15 | 25 | 1.1 | WR-284(BJ32) | FDP32 | N | 2~4 |
ダブルリッジ単方向ループカプラ | ||||||||||
部品番号 | 周波数(GHz) | 電力(MW) | カップリング(dB) | IL (dB、最大) | 指向性(dB、最小) | VSWR(最大) | 導波管サイズ | フランジ | カップリングポート | リードタイム(週) |
QSDLC-5000-18000 | 5~18歳 | 2000W | 40±1.5 | - | 12 | 1.35 | WRD-500 | FPWRD500 | SMA | 2~4 |
QSDLC-6500-18000 | 6.5~18 | 2000W | 40±2 | - | 15 | 1.5 | WRD-650 | FPWRD650 | SMA | 2~4 |
QSDLC-7500-18000 | 7.5~18 | 1550W | 50±0.6 | 0.15 | 12 | 1.8 | WRD-750 | FPWRD750 | SMA | 2~4 |