特徴:
- ブロードバンド
- ハイパワー
- 低挿入損失
導波管サーキュレータは、マイクロ波フェライト材料で作られた線形非可逆デバイスであり、主にマイクロ波システムにおける一方向エネルギー伝送に使用されます。この一方向伝送特性はマイクロ波機器の各段に適用され、各段が独立して動作し、互いに絶縁された状態を実現します。
導波管サーキュレータの動作原理は、外部直流磁場によって回転するフェライト材料中を電磁波が伝送される際に、偏波面が回転するファラデー回転効果を利用することです。適切な設計により、順方向伝送時には電磁波の偏波面が接地抵抗プラグに垂直になり、減衰が最小限に抑えられます。逆方向伝送時には電磁波の偏波面が接地抵抗プラグに平行になり、ほぼ完全に吸収されます。
1. 小型:広帯域サーキュレータは、従来の分配器や結合器に比べて体積がはるかに小さく、特に高周波領域では顕著です。このデバイスは非常にコンパクトなため、多チャンネル通信やレーダーなどの高周波電子分野で幅広く使用できます。
2. 低損失:特殊な導波管構造と高品質の材料を使用しているため、オクターブサーキュレータは信号伝送における損失が非常に低く、信号伝送品質を保証します。一方、アロケータやコンバイナでは、信号が複数の結合点を通過する必要があるため、一般的に大きな信号損失が発生します。
3. 高い分離レベル:導波管サーキュレータは、異なる周波数の導波管を用いてリング領域内で逆伝搬と相互結合を発生させ、異なる周波数の信号を分離します。高周波回路では、信号の分離とフィルタリングがしばしば必要であり、RFサーキュレータはこれらの機能を効果的に実現します。
4. 複数の周波数範囲に適用可能:マイクロ波サーキュレーターは設計の自由度が高く、異なる周波数範囲に合わせて調整できます。複数の異なる周波数範囲の回路に適用でき、この汎用性も幅広い用途に使用できる理由の一つです。
クアルウェーブ2.35GHzから36GHzまでの広範囲に対応する広帯域導波管サーキュレータを供給しています。平均出力は最大3500Wです。当社のミリ波サーキュレータは、様々な分野で広く使用されています。
部品番号 | 頻度(GHz、最小) | 頻度(GHz、最大) | IL(dB、最大) | 分離(dB、最小) | VSWR(最大) | 平均パワー(W、最大) | 導波管サイズ | フランジ | リードタイム(週) |
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QWC-2350-K5 | 2.35 | 2.35 | 0.3 | 20 | 1.3 | 500 | WR-340(BJ26) | FDP26 | 2~4 |
QWC-2400-2500-2K | 2.4 | 2.5 | 0.3 | 20 | 1.2 | 2000 | WR-340(BJ26) | FDP26 | 2~4 |
QWC-2700-3100-3K5 | 2.7 | 3.1 | 0.3 | 20 | 1.25 | 3500 | WR-284(BJ32) | FDM32 | 2~4 |
QWC-8200-12500-K3 | 8.2 | 12.5 | 0.3 | 20 | 1.2 | 300 | WR-90(BJ100) | FBP100 | 2~4 |
QWC-11900-18000-K15 | 11.9 | 18 | 0.4 | 18 | 1.3 | 150 | WR-62(BJ140) | FBP140 | 2~4 |
QWC-14500-22000-K3 | 14.5 | 22 | 0.4 | 20 | 1.2 | 300 | WR-51(BJ180) | FBP180 | 2~4 |
QWC-21700-33000-25 | 21.7 | 33 | 0.4 | 15 | 1.35 | 25 | WR-34(BJ260) | FBP260 | 2~4 |
QWC-32000-36000-K2 | 32 | 36 | 0.5 | 20 | 1.25 | 200 | WR-28(BJ320) | FBP320 | 2~4 |